Agda とHaskellを共存させる方法

Agdaのインストーラは非常に良くできていて，インストールするとAgdaのほか，GHC，Emacs やEmacsのHaskell-modeまで入ってくる．これはAgdaをインストールする上では非常に便利である．

しかし，Agda インストール時にインストールされたEmacsからHaskll（GHC）を使おうとすると，Emacs のHaskell-modeはAgdaの中にあるGHCを呼び出そうとするので不都合である．
＃ちなみにAgda開発者によると，Agdaの中にあるGHCより，純粋なGHCを自分でダウンロードしてきて使うほうが良いらしい．
＃Agda使いは，Haskell 使いの人が多いと思うがこれは不便である

以下にその解決法を示す．

解決法簡単に言えば，Emacs を呼び出す際に，Path の設定を変えること．
Haskell をEmacsから使う際には，以下のような設定でバッチファイルに書き，（例えばHaskell-emacs.cmdと名前をつけて）実行すれば，自分がインストールしたHaskellをEmacsから使うことができる．以下では，「C:\Program Files\Haskell Platform\2010.2.0.0」にHaskell Platformが入っているものする．

Haskell-emacs.cmd

@echo off
REM ***** Run NTEmacs for Haskell ***********
setlocal
set PATH=C:\Documents and Settings\user\Application Data\cabal\bin;C:\Program Files\Haskell Platform\2010.2.0.0\lib\extralibs\bin;C:\Program Files\Haskell Platform\2010.2.0.0\bin;C:\Program Files\Haskell Platform\2010.2.0.0\mingw\bin;C:\agda2\Haskell\bin;C:\agda2\Emacs\ntemacs\22.2\bin;;%PATH%
call runemacs.exe %*